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 テーマ「米日の冷戦政策と東アジアの平和・人権」
 1999.11.26〜29 沖縄厚生年金休暇センター

プログラム

【第1日】11月26日(金)
    オープニングセレモニー
      司会  浦崎成子(沖縄事務局
      開会の辞  金城睦(沖縄大会実行委員長)
      経過報告  高良鉄美(沖縄事務局事務局長)
      記念講演 「基地のない平和な沖縄を目指して」  大田昌秀(前沖縄県知事)
    晩餐
      韓国代表挨拶  姜萬吉
      台湾代表挨拶  林書揚
      日本代表挨拶  井上清
      乾 杯       山内徳信
      琉球舞踊     高嶺久枝と琉舞かなの会
      空手・古武道   嘉手苅徹
    閉 会
【第2日】11月27日(土)
    フィールドワーク
      沖縄戦のコースと証言、軍事基地見学と反基地闘争、天皇制の足跡等を平和ガイドと体験談・報告等で綴る体験学習です。
    主題別自由討論
      各提案者を中心に、参加者の積極的な交流を目指します。
      文学・芸術の交流
      宗教者の戦争責任について
      日本軍によるアジア民衆虐殺現場の遺跡発掘とアジア青年交流
      平和資料館・公園設立問題の課題
      東アジア地域の環境と公害
      映画「教えられなかった戦争・沖縄編」上映
      21世紀東アジアの平和
      女性問題
【3日目】11月28日(日)
      セッション1 総論:東アジアの冷戦体制を超えて
        司会 新崎盛暉(沖縄:沖縄大)・金正起(韓国:西原大)
        1.東アジアにおける日本・朝鮮・沖縄―軍事化の1955年を中心に―  我部政明(沖縄:琉球大)
        2.東アジアの経済危機と人権   朴恩弘(韓国:聖公会大)
        3.台湾現代史新詮  陳映真(台湾:作家)
        4.「ポスト冷戦」言説と日本型歴史改鼠主義―民主主義をめぐる人権と主権と覇権の相克―
                         梶村太一郎(日本:ジャーナリスト)
        5.1980年光州抗争と韓国現代史の転換  安秉旭(韓国:カトリック大)
      セッション2 東アジア冷戦体制の構造と日本
        司会 長志珠絵(日本:神戸外国語大)・陳福裕(台湾:ジャーナリスト)
        1.天皇制と東アジア  安仁屋政昭(沖縄:沖縄国際大)
        2.台湾におけるアメリカの50年―民族の「分離と対峙」を画策した歴史―
                         曽健民(台湾:台湾社会科学研究会)
        3.米国主導の東アジア同盟秩序と朝鮮半島の平和―軍事同盟強化による勢力均衡論を越えてアジア的展望へ―        李三星(韓国:カトリック大)
        4.戦争・国家権力と性暴力  石田米子(日本:岡山大)
        5.日清戦争と沖縄への「大国化」への道/東アジア冷戦下の沖縄と台湾  又吉 盛清(沖縄:歴史研究家)
      討 論
        司会 新崎盛暉(沖縄:沖縄大)・金正起(韓国:西原大)
            長志珠絵(日本:神戸外国語大)・陳福裕(台湾:ジャーナリスト)
      国際交流文化祭
        宮城克年(琉球古典音楽)・喜屋武初江(琉球箏曲)・貝澤耕一(アイヌ民族音楽)・胡徳夫(台湾原住民族音楽)・栄篤(奄美民謡)・李明子(韓国民衆歌謡)・呉正黙(韓国民衆歌謡)・趙博(ミュージシャン)・喜納昌吉&チャンプルズ(ミュージシャン)・石垣金星(八重島民謡))
第4日】11月29日(月)
    セッション3 冷戦下、東アジア民衆の受難と闘い(I)
      司会 高良勉(沖縄:詩人)・呂正恵(台湾:精華大学教授)
      1.50年代沖縄の反米闘争     国場幸太郎(沖縄:沖縄現代史研究者)
      2.アイヌ民族の歴史と文化     貝澤耕一(アイヌ:平取アイヌ文化保存会事務局長)
      3.駐韓米軍犯罪と女性     鄭柚鎮(韓国:米軍犯罪根絶運動本部事務局長)
      4.1948年在日朝鮮人たちの4・24阪神教育闘争     金慶海(日本:兵庫朝鮮関係研究会)
      5.台湾少数民族闘争史     阿勒・路索拉門(胡徳夫)(台湾:台湾原住民権利促進会創会会長)
    セッション4 冷戦下、東アジア民衆の受難と闘い(II)
      司会 松田京子(日本:愛知教育大)・鄭根埴(韓国:全南大)
      1.朝鮮戦争の捕虜問題  町田忠昭(日本:元鹿地亘救援会)
      2.基地・軍隊と沖縄の女性運動―長期軍隊駐留下における構造的暴力と女性―
                        高里鈴代(沖縄:基地・軍隊をゆるさない行動する女たちの会)
      3.沖縄の米軍基地と環境破壊  宇井純(沖縄:沖縄大教授)
      4.戦争と性産業―台湾拓殖株式会社档案を中心とした考察―
                        朱徳蘭(台湾:中央研究院中山人文社会科学研究所副研究員)
      5.良心を守って―私の場合―  姜勇州(韓国:出所政治犯)
    総合討論
      司会 丹羽雅雄(日本:弁護士)・河棕文(韓国:韓神大)・陳映真(台湾:作家)
    総 括
      司会 高良鉄美(沖縄)・愛沢革(日本)・姜昌一(韓国)・曽健民(台湾)
    さよならパーティー
      司会 加藤 裕(沖縄事務局)・山本みはぎ(日本事務局)

呼びかけ文
 1997年2月台北市、1998年8月済州島での「東アジアの冷戦と国家テロリズム」を主テーマとする国際シンポジウムは、今年11月沖縄で3回目を迎えようとしています。

 このシンポジウムは年毎に歴史的意義と社会的影響力を増しております。冷戦体制がつくられてきた1940年代末から50年代に台湾や済州島をはじめ東アジア各地で吹き荒れた国家暴力による弾圧と殺戮から半世紀を経た現在、私たちの運動ともあいまって、その間の沈黙を破り遺族や政治受難者の叫び、研究者や心ある人々の絶え間ない努力によって、まさに今歴史のタブーに光が当てられつつあります。

 済州島のシンポジウムでの300人の参加者を前にして、遺族であり犠牲者であるハルモニの証言は実に感動的なものでした。道知事、済州市長、各党国会議員までかけつけた会場は、あの「済州4・3事件」がもはや歴史の闇の中におおいかくすことのできない事を証明するものでした。多くの貴重な研究発表や証言はもちろん、分科会・フィールドワーク・劇団「ハルラサン」の公演などを通じ、参加者の交流と連帯の意識は大きく前進したと思います。特に「国家暴力と女性」の特別セッションを設け、冷戦下、アジア女性たちの苦難に照明をあてたことは大きな成果であったと自負しております。

 さて、敗戦直後から50年代の沖縄は沖縄戦による廃墟から立ち直る間もなく、米軍政下「銃剣とブルトーザー」で農民の土地は強制的にとりあげられ、強大な軍事基地が建設されました。それは半世紀たった今もなお朝鮮半島や台湾海峡をにらみ、朝鮮戦争、ベトナム戦争や湾岸戦争の出撃基地として、アメリカの東アジア支配の要石として存在し続けています。この間沖縄では数え切れない米軍の犯罪や事故・基地公害に苦しめられ、人権が蹂躙されて来たのは言うまでもありません。

 私たちは今回沖縄シンポを通じ、冷戦時代の沖縄の歴史と闘いに焦点をあてながら、同時に日本と沖縄の関係性、天皇制の問題とくに戦後日本の進路決定に果たした天皇の「役割」、アメリカの東アジア戦略・日米安保体制のもとに経済大国となってきた日本自身の問題を切開したいと思います。さらには米軍基地と女性人権という視点を軸としながら、東アジアの社会と人と環境に対する米軍基地の犯罪性を明らかにするつもりです。そして「自由主義史観」や「周辺事態法」でアジアへの再侵略の道に踏みだそうとする日本への警鐘を鳴らしながら、東アジアにおける平和な地域社会と民衆連帯の道を築いていこうと考えています。この試みは今世紀の東アジア民衆史を総括する作業になるものと言えるでしょう。

 このシンポはすべての参加者が自費負担を原則としており、報告者をはじめ翻訳・通訳や多くのひとびとの献身的努力で支えられていますが、同時通訳機器、資料集の作成などの負担も大きく、ひとりでも多くの皆さんが賛同していただき、あわせて物心両面のご支援をいただきますよう、心よりお願い申しあげる次第です。

1999年2月
              国際シンポジウム日本事務局 郵便振込 00970-1-119671
                連絡先 大阪市西成区津守1-13-28 (TEL/FAX:06-6562-6906)

              国際シンポジウム沖縄事務局
                連絡先 那覇市松尾1-18-22野田ビル3F 金城共同法律事務所
                     (TEL:098-861-6861 FAX:861-6862)

世話人 金城睦(弁護士)              新崎盛暉(沖縄大学教授)
米盛裕二(琉球大学教授)        浦崎成子(女性史研究家)
井上清(京都大学名誉教授)      金石範(作家)
浅井基文(明治学院大教授)      劉進慶(東京経済大学教授)
もろさわようこ(作家)            徐勝(立命館大学教授)
吉岡数子(平和人権こどもセンター)  花崎皋平(作家)


公開学習会第4回 戦後沖縄と天皇制を考える―アメリカのアジア・太平洋戦略と、いまおきていること
    1999年9月15日(水/祝) 於:エル・おおさか
    講師 豊下楢彦さん(立命館大学教授)  知花昌一さん(反戦地主・読谷村議)
第3回 沖縄の米軍犯罪と人権
    1999年7月11日(日) 於:部落解放、研究・教育センター
    講師 海老原大祐さん(米軍人・軍属による事件被害者の会)
       源啓美さん(FMおきなわプロデューサー)
第2回 現代世界史の中の沖縄―覇権の変遷・変容と米軍支配の沖縄
    1999年5月9日(日) 於:部落解放、研究・教育センター
    講師 国場幸太郎さん(沖縄現代史研究者)
第1回 アメリカの世界戦略と沖縄
    1999年3月14日(日) 於:部落解放、研究・教育センター
    講師 有銘政夫さん(沖縄反戦地主会)  丹羽雅雄さん(弁護士)
済州島シンポジウム報告集会
    1998年12月20日(日) 於:エル大阪
    問題提起 「駐韓米軍基地の性暴力」 鄭柚鎮さん(韓国・米軍犯罪根絶運動本部事務局長)
    パネルディスカッション 藤目ゆきさん(大阪外国語大学) 宋連玉さん(青山学院大学) 司会:長志珠絵さん(立命館大学)
    アピール 浦崎成子さん(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会) 金恩実さん(韓国・梨花女子大学) 金永子さん(四国学院大学)

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